無料ブログ
小林真一の作品を拾い読み きらめく星座社★ 【 『炎の商社マン』 下巻より 】

小林真一の作品を拾い読み きらめく星座社★

こんにちは。 神戸から生まれた出版社、『きらめく星座社』です。 私たちが送りだす、小林真一・著の作品を、少しずつご紹介していきます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

【 『炎の商社マン』 下巻より 】

syousyaman_2.jpg  商品のご注文はこちら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『 炎の商社マン(下) 』より・・・・・・・


黒服がワインはどうしますかと聞く。

「専務は、赤白に拘る方ですか。魚介だから白とか」

「いや、そんなこだわりを持つほどのワイン通じゃない。
せっかくだから東ヨーロッパのワインがあれば、
思い出になるな」

中原が黒服に訊ねたら「雄牛の血」の名で知られる
ハンガリーの銘酒があった。

武田がOKしたから、それをオーダーする。
エグリ・レイカベルはハンガリー人が誇りとする
歴史的事実に基づく名前である。オスマントルコに
東南欧が席捲されたとき、ハンガリーの勇士たちが
孤城に籠もり、激戦の末に遂に城を守り抜いたという
歴史である。
勇士たちを称えるべく「雄牛の血」という名が与えられ、
その名がそのまま銘酒の名前とされている。
日本人が聞いたら、ちょっと気持が悪い名だが、
オーストリアでもドイツでも、エグリ・レイカベルは名高い。

食事をすませ、心身ともに疲れたからと武田が部屋に
引き取るのを見送り、中原は寝るにはまだ早いし、
バーカウンターに移ってブランディをロックでと注文。

ちょうど武田と入れ替わるように二人連れが
食卓に着いたが、バーカウンターに座り背を
向けている中原は気づかなかった。


二人連れは誰あろう、アリババと小沢吾郎だった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『 炎の商社マン(下) 』より・・・・・・・
♪クリックお願いします♪

Banner_03


ブログランキング・にほんブログ村へ
♪拍手お願いします♪
スポンサーサイト

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。