小林真一の作品を読むブログ きらめく星座社★

こんにちは。 神戸から生まれた出版社、『きらめく星座社』です。 私たちが送りだす、小林真一・著の作品を、少しずつご紹介していきます。

【 アルプスの小川 】

アルプス


ある朝のホテルの朝食ルームでの
やりとりです。

「オレにアイをくれないか。長い間
アイに飢えている」

「お前はアイが欲しいというのか?
アイにはカネがかかるぜ、それでも
いいのか」

「承知のことだ。アイだ、アイに
飢えている」

「どんなアイが欲しいのか、三分間
のアイか、それとも五分間のアイの
方が良いか」

「アイの種類はそれだけか」

「そんなことはない。かきまわすアイ
もあれば、一方的に焼きつけるアイ
もある。お望みなら両方を焼きつける
アイだって」

とりあえず五分間のアイを求めました。

ドイツ語で玉子のことをアイと言います。
二個以上になれば、複数形でアイヤー
になってしまう。

アイは求めすぎない方がよろしいようで。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『 アルプスの小川 』 アイの物語 より・・・



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