
ある朝のホテルの朝食ルームでの
やりとりです。
「オレにアイをくれないか。長い間
アイに飢えている」
「お前はアイが欲しいというのか?
アイにはカネがかかるぜ、それでも
いいのか」
「承知のことだ。アイだ、アイに
飢えている」
「どんなアイが欲しいのか、三分間
のアイか、それとも五分間のアイの
方が良いか」
「アイの種類はそれだけか」
「そんなことはない。かきまわすアイ
もあれば、一方的に焼きつけるアイ
もある。お望みなら両方を焼きつける
アイだって」
とりあえず五分間のアイを求めました。
ドイツ語で玉子のことをアイと言います。
二個以上になれば、複数形でアイヤー
になってしまう。
アイは求めすぎない方がよろしいようで。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『 アルプスの小川 』 アイの物語 より・・・
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