無料ブログ
小林真一の作品を拾い読み きらめく星座社★ 2008年02月

小林真一の作品を拾い読み きらめく星座社★

こんにちは。 神戸から生まれた出版社、『きらめく星座社』です。 私たちが送りだす、小林真一・著の作品を、少しずつご紹介していきます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

【 『アルプスの小川』 アイの物語 より 】

al.jpg 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『 アルプスの小川 』 アイの物語 より・・・


ある朝のホテルの朝食ルームでの
やりとりです。

「オレにアイをくれないか。長い間アイに飢えている」

「お前はアイが欲しいというのか?アイにはカネがかかるぜ、それでもいいのか」

「承知のことだ。アイだ、アイに飢えている」

「どんなアイが欲しいのか、三分間のアイか、それとも五分間のアイの方が良いか」

「アイの種類はそれだけか」

「そんなことはない。かきまわすアイもあれば、一方的に焼きつけるアイもある。お望みなら両方を焼きつけるアイだって」

とりあえず五分間のアイを求めました。

ドイツ語で玉子のことをアイと言います。
二個以上になれば、複数形でアイヤーになってしまう。

アイは求めすぎない方がよろしいようで。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『 アルプスの小川 』 アイの物語 より・・・



♪クリックお願いします♪

Banner_03


ブログランキング・にほんブログ村へ
♪拍手お願いします♪

スポンサーサイト

PageTop

【 はぐれ狼が奔る 】

hagure.jpg  商品のご注文はこちら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『 はぐれ狼が奔る 』 ヒーローを救え より・・・


「牧山ではあるけど、何か用でもあったかい」

「いえ、上司の中川から、一連の失礼の段を
くれぐれもお詫びせよ。今夜中にもお邪魔する
ようにと申し付かりまして、私は人事課長の
山野でございます。ご迷惑でなければ今から
でもそちらに伺ってお詫びしたいと、今ここに
中川も居るのでございますが」

「大変迷惑な話で、お断りします」
「中川専務が居るのなら、こうお伝えください。
牧山は専務のご希望通りの、どうしようもない
破廉恥漢で、早速ホテルのバーで見つけた
可愛い子ちゃんと仲良しになって、今からもっと
仲良しになろうとしている最中ですってな。
専務が喜びそうなニュースだろうが。てなわけ
で邪魔すんなよな。二度と電話なんかするな」

かおりの部屋に戻ると、牧山の声が聞こえて
いたらしく、

「嬉しいわ、可愛い子ちゃんだなんて」

「だって、可愛いもん。他に言い方ない
じゃないか」

「会社からだったのね。こんな時間なのに」

「なに、ボクが怒って何をしでかすか、社長も
重役連中も、息をひそめてビクビクしてるって
ことさ」

「いったい、何があったの」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『 はぐれ狼が奔る 』 ヒーローを救え より・・・



♪クリックお願いします♪

Banner_03


ブログランキング・にほんブログ村へ
♪拍手お願いします♪

PageTop

【 『炎の商社マン』 下巻より 】

syousyaman_2.jpg  商品のご注文はこちら



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『 炎の商社マン(下) 』より・・・・・・・
 
ところでヤツはどうしてんだろう。

小沢はまたも中原信介に逢いたくなった。
中原と話していると、実業の世界に身を
置いたことの無い小沢までが、妙にビジネス
社会にのめりこみそうになるのである。

そこで感じる独特の高揚感は、なんとも
いえない快感でもある。

小沢はここからサン・モリッツに向うつもり
である。
ホテルの予約は取っていないが、初夏の
このシーズンはスキーリゾートのサン・モリッツ
は、むしろオフシーズンだから、クエレンホッフ
の紹介で、最高級のホテルがとれる筈である。
小沢は名刺入れの中にある、中原のものを
取り出して電話をかけた。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『 炎の商社マン(下) 』より・・・・・・・


♪クリックお願いします♪

Banner_03


ブログランキング・にほんブログ村へ
♪拍手お願いします♪

PageTop

『 アルプスの小川』  ドイツ語学校へ より

al.jpg  商品のご注文はこちら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『 アルプスの小川 』 ドイツ語学校へ より・・・

駅の周りは畑で囲まれ、ホテルはおろか
店の一軒もない。タクシー乗り場なんて
当然ないし、バス停もない。

一人いた駅員は、電車が引き返していって、
用が無くなったらしく、どこかへ消えちゃった。

さぁ困った。

十月末のことだったから午後三時を過ぎて
辺りは暗くなってくるし、よっぽどミュンヘン
に引き返そうかと思ったが、時刻表を見たら
次の電車は五時間ぐらい後になる。

ボクはどうしたらいいんだろう。

季節は十月末、晩秋というよりは冬が始まり
かけている。暮れなずむ駅舎の斜め前に、
どうやら絵地図があると見てそこへ行った。
絵地図の中で駅舎は最も南の東側にあり、
ゲーテは北西の隅に描かれていた。その間
の距離が分からない。
二ヶ月のドイツ語学習期間に備えて、サムソ
ナイト二個を抱えているから、どうしたって
タクシーが要る。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『 アルプスの小川 』 ドイツ語学校へ より・・・



♪クリックお願いします♪

Banner_03


ブログランキング・にほんブログ村へ
♪拍手お願いします♪

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。